松本市島内の花火業者「華松煙火」が27日夜、市内で花火を打ち上げた。新型コロナウイルスの影響を受けたこの1年。最後は笑顔で締めくくろうと企画した。色とりどりの75発が冬の夜空を彩り、市民から喜びの声が上がった。
午後7時から約10分間、4号玉やスターマインが次々に上がった。打ち上げ場所は事前に公表しなかったが、気付いて外に出てきた近隣住民は間近で見る花火に感動し、口々に「きれい」「素晴らしい」と話していた。
近くの自営業花岡久雄さん(70)は「年末にこんなプレゼントをもらってうれしい。外は寒いけど心が暖かくなった」と感謝。華松煙火専務の上條僚士さん(30)は「見た人が笑顔になってくれればうれしい」と話していた。