斬新なデザインのトートバッグやクッションなどを紹介する荻野さん夫婦(右)とオーナーの花本さん(左)

斬新なデザインのトートバッグやクッションなどを紹介する荻野さん夫婦(右)とオーナーの花本さん(左)

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手作りブランド発信 魚津市移住の荻野さん夫婦、黒部で初の展示販売会

北日本新聞(2021年1月6日)

 昨夏に東京から魚津市に移住し、インテリア小物やアパレル製品のブランド「WRAP(ラップ)」を展開する荻野淳也さん(31)=松山市出身=と瞳さん(33)=黒部市出身=の夫婦が、黒部市三日市の古着店で県内初の展示会を開いている。斬新なデザインや製法の一点物や、同店とのコラボ商品が並び、夫婦は「今までになかったものを地方から発信したい」と語る。11日まで。

 淳也さんは化学メーカー勤務を経てアパレル業界に転職し、セレクトショップで販売や買い付けを経験。瞳さんは文化服装学院(東京)卒業後、靴のデザインや衣料品縫製、輸入雑貨店勤務を経て2018年に2人でWRAPの活動を始めた。クッションや衣服などのハンドメード商品をオンラインを中心に販売する。

 拠点を魚津市に移したのは20年8月。淳也さんは「モノがあふれて埋もれていく東京よりも、地方に魅力があると感じた」と言う。

 展示会場は、黒部市の商店街にあるレディースやキッズの古着を扱う店「I/O PORT(アイオーポート)」の2階。いすの中身に使われる「チップウレタン」を見せるデザインのクッションや、自動車用の耐油チューブを使ったミニバッグ、ハンドプリントしたルームウエアなど実験的な素材や縫製・染色手法を取り入れた一点物が並ぶ。

 同店オリジナルのトートバッグ30点も作った。うち10点は、親交があるオーナーの花本亜美さん(34)から、米国などで買い付けた古着の提供を受け、生地から得たインスピレーションをもとにリメークした。

 WRAPの製品は魚津市のふるさと納税の返礼品にもなっている。淳也さんは「既成概念にとらわれず、個性をフルに発揮できる商品作りをしている。魚津や黒部が注目される町になればいい」、瞳さんは「全て自分たちで作っているのが強み。気軽に相談してほしい」と話す。

 同店は商店街の空き店舗を活用して19年6月に開店し、今回の展示会場となっている2階は20年6月に改装オープンした。花本さんは「面白い場所だと思ってもらい、幅広い年齢の人が黒部に来るきっかけになればいい」と語った。午前11時~午後5時(土日祝日は同6時まで)。木曜と第2、4日曜休み。9、11日は荻野さん夫婦が来場する。

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