冬作だいこんを収穫する農家=金沢市大野町4丁目

冬作だいこんを収穫する農家=金沢市大野町4丁目

石川県 金沢市周辺 特産

冬作だいこんみずみずしく 金沢市大野地区で出荷最盛期

北國新聞(2021年1月7日)

 金沢市大野地区で3年前から栽培されている「冬作(ふゆさく)だいこん」の出荷が最盛期を迎えた。大野町4丁目の畑では6日、JA金沢市冬作大根部のメンバーがだいこんを丁寧に土から抜き取り、金沢市中央卸売市場へ375キロを運び込んだ。
 冬作だいこんは、市の農産物ブランドに認定されている「金沢だいこん」の冬作分で、甘さたっぷりでみずみずしく、火が通りやすいのが特長。ハウス栽培のため、雪やあられ、強風で傷むことなく、葉が付いたまま出荷される。
 金沢だいこんの農家4軒が2018年、冬にも味わってもらおうと大根部を発足させた。今季は昨季と比べ5・3アール増の25・4アールで作付けした。県内や大阪に約6トン多い約25トンを出荷する。昨年9月の暑さが厳しく、ハウス内の温度管理に苦労しながらも順調に生育した。
 吉川康信部長(47)は「鍋やおでん、クラムチャウダーで味わうのがおすすめ」と話した。

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