国際的なNPO団体が定める「星空保護区」の認定を目指す福井県大野市は、市民に制度や光害対策について理解を深めてもらうためのパネルを市役所市民ホールなどに展示している。
星空保護区は「星空の世界遺産」とも言われ、天文学者や環境学者らでつくる米国のNPO団体「国際ダークスカイ協会」が定める。同市は福井工大、パナソニックと連携して、同市南六呂師の2023年度の認定を目指している。
パネル5枚を展示。同制度や市が申請する「アーバン・ナイトスカイプレイス」という認定区分などについて詳しく解説。夜空の明るさに影響を与える光害や、対策についても説明している。
同区のミルク工房奥越前やトロン温浴施設うらら館でも展示。市のホームページでも同様の内容を掲載している。
担当者は「制度や取り組みについてもっと知ってもらい、大野の星空を応援してくれるファンになってもらいたい」と話している。