高岡市万葉歴史館の正月特別展示が同市伏木一宮の同館で開かれている。館蔵のかるたやすごろくなどが並び、初春らしい雰囲気を演出している。25日まで。
万葉集を基に全国で作られた「万葉かるた」を中心に17点を展示している。1979年に市内で制作された「越中万葉かるた」のびょうぶには、越中国守だった大伴家持らの歌から選んだ全100首の取り札が貼られ、流麗な書や越中の風土を描いたイラストが訪れた人の目を引いている。
この他、三十六歌仙の歌と肖像を並べたすごろくやびょうぶなども飾られている。毎年恒例の越中万葉かるた体験コーナーは、新型コロナ対策として密集や接触を防ぐため中止した。