東御市の丸山晩霞記念館は、展覧会「いのちのうたどうぶつ尽(づくし)」(信濃毎日新聞社共催)を開いている。大森暁生さん(東京)の動物をかたどった彫刻54点、猫を撮り続ける沖昌之さん(同)の写真77点が並ぶ。
大森さんの展示では、高さ1・5メートルほどあるゾウの木彫りが迎える。のみ跡で皮膚を表現。ハクチョウや鶴は背景を鏡のようにして飛んでいる姿を演出した。水辺の生物はガラスの天板で水面をイメージ。沖さんは野良猫をローアングルで捉えた作品を中心に、おなか見せて甘える表情、漁港で魚をくわえる姿などを切り取った。
佐藤聡史館長は「彫刻は魂が宿っているかのよう。猫の一瞬の表情を捉えた写真は、心から笑顔になれる」と話している。新型コロナウイルス対策のため、会場内は50人に制限。2月末まで。1月12、18、25日、2月1、8、12、22、24日は休館。