開業した宿泊施設の客室を紹介する小山社長。窓からワイン用ブドウ畑を一望できる

開業した宿泊施設の客室を紹介する小山社長。窓からワイン用ブドウ畑を一望できる

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東御に泊まり、ワイン満喫 醸造所が週末2組限定の宿泊施設

信濃毎日新聞(2021年1月14日)

 東御市祢津のワイナリー(ワイン醸造所)「リュードヴァン」が、週末2組限定の宿泊施設「シャンブルドット・リュードヴァン」をワイナリー近くに開いた。車で訪れた人にも、食事とともにゆっくりとワインを味わってほしい―との思いから開業。「ワインに浸る一日を過ごしてほしい」と期待している。

 「シャンブルドット」とはフランスで、オーナーの家の1室に泊まる民泊の呼び方という。宿泊施設は「ワイナリーのオーナーの家」というコンセプトで、内外装を設計した。スパークリングワイン製造に使う木枠をキーホルダーや玄関の装飾、鏡の外枠などに使い、ワイナリーの雰囲気を醸し出している。小山英明社長(53)が集めたワインに関する本も置いている。

 施設はワイナリーから徒歩約5分。宿泊部屋2室のほか、ワインをゆっくり飲める共用のリビングや台所を備える。夕食はワイナリー併設のレストランで取る。赤白計6種類ほどのワインとコース料理を味わえる。

 ワイナリーは最寄り駅から約4キロと遠く、車で訪れる客が少なくないという。同社は「おいしい食事を食べながら飲む」という食生活の中にあるワインを目指しており、小山社長は「食と一緒に味わうことで、ワインをより理解してもらえる。今後は週末だけでなく営業日数を増やしたい」と話す。

 夕食代込みで1人1泊2万円(税別)。予約はメール(hotel@ruedevin.jp)で受け付けている。

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