志賀町の富来漁港で15日、かご漁による甘エビが今季初めて水揚げされた。6日の解禁以降、しけで出漁できない日が続いたこともあり、透き通った冬の味覚の登場に港が活気づいた。
石川県漁協西海支所の漁船5隻が約20キロ沖合に仕掛けたかごを回収し、約3万匹、約360キロの甘エビを港に運び込んだ。漁師らは港内で甘エビを選別した後、箱詰めした。
甘エビのかご漁は富来漁港の冬の代表的な漁で、かごを使うことで傷みが少なく、生きたまま水揚げできる。甘エビは金沢市の市場に出荷され、同支所の直売所でも販売される。