富山県酒造組合(桝田隆一郎会長)に加盟する15社が、「しぼりたて新酒」の小容量サイズを新発売する。新型コロナウイルスの影響で外食控えが広がる中、自宅で地酒の飲み比べを楽しんでもらい、売り上げ回復につなげる。
日本酒は大容量での販売が一般的で、料亭や居酒屋での取り扱いが多かった。コロナ禍がきっかけで一般家庭向けの販売量が少ないことが分かったため、手に取りやすい飲みきりサイズの発売を決めた。
各社1種類ずつ、計15種類を用意。容量は270~300ミリリットルで、価格は450~727円(税別)。25日以降、県内の酒販店やスーパーなどで販売する。
新酒はフレッシュな味わいが特徴で、お酒が苦手な人でも飲みやすいという。桝田会長は「今まで日本酒を飲んだことのない人も自宅でゆっくり楽しんでほしい」と話した。