賞状を手に受賞を喜ぶ清水社長

賞状を手に受賞を喜ぶ清水社長

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伊那のチョコ、世界で評価 市内の洋菓子店

信濃毎日新聞(2021年1月16日)

 伊那市の洋菓子店「菓匠(かしょう)Shimizu」がカカオ豆から生産したチョコレートが、国際品評会「インターナショナル・チョコレート・アワーズ」のアジア太平洋地区大会で銀賞を受賞した。材料には後から辛味を感じる伊那市産のトウガラシを使用。ドイツでの決勝大会出品を決めた。15日、清水慎一社長(45)は「自信を持って送り出したチョコレート。評価してもらってうれしい」と喜びを語った。

 カカオ豆の焙煎(ばいせん)からチョコレートの成型まで全て自社生産した製品が対象の「ビーン・トゥ・バー」部門に2種類を初めて出品。受賞したのは、酸味の強いタイ産のカカオ豆に、トウガラシ、ゆずこしょう、さんしょうなどを加えたチョコレートだ。

 パティシエの清水社長は「乳化剤を使っておらず最初は固まらないこともあって、100回近く試作を繰り返した」という。「甘味、酸味、辛味が時間差で感じられるよう仕上げたのが評価されたと思う」と振り返る。

 清水社長は、海外のカカオ豆農園で子どもが安い賃金で働いている実態を知り、約3年前に契約農家から正規の価格でカカオ豆を仕入れ、チョコレートを作り始めた。売り上げの一部は海外の農家に寄付する予定だ。

 受賞したチョコレートは本店(上牧)で50グラム入り1380円(税込み)、30グラム750円(同)で販売している。決勝大会の結果は今月末ごろ出る予定で、清水社長は「世界に伊那市の魅力を発信したい」と話している。

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