飯島産のリンゴ9種類をジュースにした馬目さん

飯島産のリンゴ9種類をジュースにした馬目さん

長野県 伊那路 グルメ

ジュースで際立つ味の特徴 飯島産のリンゴ9種類

信濃毎日新聞(2021年1月19日)

 飯島町の果樹農家馬目(まのめ)葉二さん(49)が、町内産9品種のリンゴを使った9種類のジュースを販売している。町内でさまざまなリンゴが栽培されていることを知ってほしいと考案。「飲み比べを楽しんで」としている。

 馬目さんは95年前から続く果樹園を営む3代目。近年台風や長雨などで不作となり、果樹園をやめようとこぼす農家の声を聞いた。こうした農家を支援しようと規格外でも高値で買い取って加工し、昨年12月に発売した。

 町内2農家が協力。青リンゴの「グラニースミス」は酸味が強くあっさりしており、黄色の「はるか」は甘みの強い味に。ふじ、シナノスイート、シナノゴールド、秋映などもそろえた。風味を生かすため防腐剤を使用していない。馬目さんは「ジュースの方が味の特徴が際立ち、面白い。農家が連携することで果物が町の特産になり、離農者が減るといい」と話している。

 いずれも250ミリリットル入りで税込み300円。木曽町の道の駅木曽福島で販売するほか、大手通販サイト「楽天市場」で扱っている。問い合わせは馬目さん(電話0265・86・2707)へ。

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