滝に打たれて寒修行に励む男性たち=大岩山日石寺

滝に打たれて寒修行に励む男性たち=大岩山日石寺

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寒さに負けず滝修行 上市の大岩山日石寺

北日本新聞(2021年1月21日)

 二十四節気の一つ「大寒」の20日、県内は晴れ、寒気や放射冷却現象の影響で冷え込んだ。昼までの最低気温は上市で氷点下11・8度、八尾で同6・8度など、全10観測地点で0度を下回り、7地点で今季最低となった。県警によると、同日午後4時までの24時間に33件のスリップ事故が発生した。

 上市町大岩の大岩山日石寺では同日、寒修行が行われた。白装束や下帯姿の人たちが高さ約6メートルの六本滝に打たれ、心と体を清めた。

 午前8時ごろの寺周辺の気温は氷点下3度、水温は0・1度。訪れた人は滝の下に身を置くと、水しぶきが上がり、手を合わせた。

 寒修行に初めて臨んだ富山市向新庄の藤巻義一さん(49)は「気持ちがすっきりした。新型コロナを吹き飛ばしてほしいと願いを込めた」と話した。

 富山地方気象台によると、21日も晴れ、放射冷却で朝は冷え込む見込み。最低気温は富山で氷点下6度、高岡(伏木)で同4度と予想している。日中に解けた雪が夜から朝にかけて凍り、路面の凍結などにつながる恐れがあるため、注意を呼び掛けている。

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