飯山市外様地区で地元住民有志が運営する「レストランかまくら村」が22日、営業を始めた。会場内にはかまくら造りを担う「かまくら応援隊」が準備した高さ3~4メートルのかまくら20基が並び、飯山の冬の魅力を醸し出す。新型コロナウイルスの影響で例年に比べて初日の客入りは少なかったものの、家族連れなどが訪れ、地元食材を使った名物「のろし鍋」を堪能した。
今年はかまくら内に通気口を設け、中に入る人数を1組4人までとするなど感染対策を工夫。応援隊隊長の平井勝美さん(76)は「(感染対策で)例年と違うため少し戸惑う部分もあるが、今年も営業できて本当に良かった」と話した。
長野市から訪れた文化学園長野高校2年の田辺祐登さん(17)と、弟で同中学1年の隼天(はやて)さん(13)は、学校の入試休みを利用して両親や祖父母と訪れた。雨がぱらつくあいにくの天気だったが、2人は「鍋を食べたら体がじんわり温まった」。
かまくら村の営業は2月28日まで。問い合わせは信州いいやま観光局(電話0269・62・3133)へ。