1月25日は学問の神様、菅原道真の命日にちなんだ「天神講」。福井県では嶺北を中心に、子どもの成長と学問成就を願って天神様の掛け軸に焼きガレイを供える風習がある。県内のスーパーでは24日、特設売り場に焼きガレイがずらりと並び、買い物客でにぎわった。
福井市のハニークランデール二の宮店では24、25の両日分として越前町産のアカガレイ約千匹を用意。新型コロナウイルス禍で食事を自宅でとる人が増えたため、例年より1割ほど多く仕入れた。
小学生の長男がいる同市の女性(47)は焼きガレイを手に「昨年来、コロナや大雪で学校の休校が相次いだので、学校で楽しく勉強に励める日常を天神様に願って食べます」と話していた。