開花時期を春から冬に早めたアイスチューリップの展示が23日、新潟県長岡市の国営越後丘陵公園で始まった。まだ色づいたつぼみがほとんどだが、開き始めた花もあり、入園者たちは春の気分を先取りしていた。4500本が順次、花を咲かせて楽しませてくれる。
球根を低温貯蔵した後、昨年末から室内で15~20度の温度で温め、開花を今年1月下旬~2月中旬に調整した。「花と緑の館」で展示しており、鮮やかなピンクの「クリスマスドーム」や白い「アップデート」など4品種ある。
園内では、そり用のゲレンデなどを開放する「えちごスノーワールド」を開催中で、雪遊びの合間に同館を訪れた親子連れらは「チューリップが咲いている」と驚いていた。上越市から父親らと来ていた男児(4)は「ピンクの花がきれい」と喜んでいた。
2月14日まで。月曜休園。