袋詰めしたナガラモを並べて行われた初競り

袋詰めしたナガラモを並べて行われた初競り

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氷見でナガラモ初競り 民宿では「海とろめし」提供

北日本新聞(2021年1月26日)

 氷見市沿岸に自生する海藻「ナガラモ」の収穫シーズンが始まり25日、氷見魚市場で初競りが行われた。関係者によると昨年に比べ繁茂はまばらだが、品質は上々。「おいしいのでぜひ食べて」と呼び掛けている。競りは2月13日までの予定。

 初競りのタイミングは生育状況を確認して決めており、昨年より8日遅くなった。初日は昨年を上回る390キロが市場に並び、次々と競り落とされた。

 氷見市九殿浜海岸の沖合約1キロの岩礁域で操業した柳瀬正信さん(80)=大境=は前日の収穫分を出荷した。25日も朝から船を出し、海面に浮いたナガラモを熊手に絡めて引き揚げた。「さっとゆでて包丁でたたき、酢とみそであえてご飯にかけるとおいしい」と話した。

 市内を中心にスーパーなどに出回るほか、ご飯にかけた「海とろめし」は市内の民宿など15軒ほどで季節限定メニューとして味わえる。

 ナガラモはホンダワラ科のアカモクの別称。氷見漁協は資源保護のため2014年から出荷を1人につき1日30袋(1袋500グラム)以内とし、海中に4分の3を残して取るよう申し合わせている。

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