おまん小豆を使ったスコーンを味わう生徒=津幡町津幡中

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おまん小豆、給食に初登場 津幡中

北國新聞(2021年1月28日)

 津幡町特産のおまん小豆を使ったスコーンが27日、同町津幡中の給食に初めて登場し、生徒が舌鼓を打った。小豆は地元の食を知ってほしいと町民が寄贈し、学校側は「食べたことがない生徒もおり、ふるさとを知るいい機会になった」と喜んだ。
 おまん小豆はヤブツルアズキの別名で、藩政期にため池の決壊を防ぐ人柱となった娘「おまん」が持っていた籠からこぼれ、自生するようになったとの言い伝えがある。県内唯一の専門店「おまん茶屋」(津幡町庄)の寺西國子さん(85)が昨年末、同校に約3キロを寄贈した。
 給食では、小豆を生地に混ぜ込んだ「おまん小豆のヨーグルトスコーン」が全校生徒574人に一つずつ配られた。おまん小豆を初めて食べたという小畑海咲さん(1年)は「カリカリした食感があって、おいしかった。また食べたい」と話した。
 津幡中以外にも、町内の小学校や幼稚園に小豆を寄贈した。寺西さんは「コロナ禍の中、おまん小豆を食べて、少しでも子どもたちに元気を出してほしい」と語った。

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