子どもを描いたいわさきちひろの作品が並ぶ展示=越前市天王町の「ちひろの生まれた家」記念館

子どもを描いたいわさきちひろの作品が並ぶ展示=越前市天王町の「ちひろの生まれた家」記念館

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ちひろの子どもの絵特集 越前市の記念館で展示

福井新聞(2021年1月30日)

 福井県越前市生まれの絵本画家いわさきちひろが描いた、子どもをテーマにした展示「ちひろ 子どもを見つめて」が、同市天王町の「ちひろの生まれた家」記念館で開かれている。子どもたちの表情や心の動きを捉えた作品14点が並んでいる。3月1日まで。

 原画の質感や色彩を忠実に再現する印刷技術「ピエゾグラフ」を用いた作品を展示した。

 ちひろ作品で「子ども」は重要な要素で、「花と子どもの画家」とも言われている。会場には寝そべりながらお絵かきをする女の子、落書きをする子どもたち、頭を軽くたたくしぐさをする赤ちゃんなど、子どもたちの無邪気な"尊さ"を感じる作品が並ぶ。ちひろが入院中に描き、最後の作品となった「あかちゃん」も展示している。

 戦争を経験したちひろならではの作品も。ベトナム戦争中に作られた絵本「戦火の中の子どもたち」からは3枚の絵を出展。うつろな目で遠くを見つめる少女、弟をおぶって焼け跡の中を歩く少女などをモノトーンで描き、戦争の罪深さを伝えている。

 入館料300円(高校生以下は無料)。午前10時~午後4時。火曜休館。

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