四季折々の花木が育つ福井県敦賀市常宮の常宮神社で、ロウバイが満開となっている。かれんな黄色い花から甘く上品な香りを漂わせており、2月上旬までが見頃という。
ロウバイは中国原産の低木で、境内に3本ある。1月上旬から咲き始め、下旬には満開に。2~3センチのろう細工のような花が数え切れないほど咲いている。
親子で参拝に訪れた福井市の女性は「真っ先に目に入った。かわいい花で、良い香りがする」とじっくりと見物していた。
境内の花木の多くは宮司が植え、枝切りや肥料をまくなど世話を続けてきた。2月に紅梅や白梅、3月にしだれ梅が咲く見込みで、宮司は「節分を過ぎた時期から、境内は花で一層にぎやかになるだろう」と話していた。