国の重要文化的景観に選定される越前海岸の水仙畑の景観やその魅力にスポットを当てたパネル展「越前水仙と人々の暮らし」が2月16日まで、福井県福井市のアオッサ1階で開かれている。越前水仙の美しさとともに、それらを地道に育んだ人々の暮らしの様子を伝えている。
パネル14枚を展示。越前水仙が明治時代以降、地域の人々が冬季の生業を求める中、現在の規模にまで拡大した経緯やトピックスなどを解説している。海岸べりに一面に広がる水仙の花や、地元農家の水仙畑の手入れや出荷作業などを撮影した写真が目を引く。
県文化課の主任は「地域の人の営みが、越前水仙の価値ある風景を作り出してきた。身近な場所にあるので、これを機に足を運んでもらえれば」と話していた。