二十四節気の「立春」の３日、飯田市座光寺の元善光寺で、見頃を迎えたロウバイの花が春を感じさせる甘い香りを一帯に漂わせていた。

　駐車場脇にあるロウバイの木は高さ３メートルほど。黄色い花の鮮やかさに引かれ、顔を近づけて香りを楽しむ参拝者の姿もあった。

　下伊那郡高森町から夫婦で訪れた河野佳代子さん（８０）は「まだ寒いのにけなげに咲く姿を見るとうれしくなる」と目を細めた。