能登町当目のそば店「夢一輪館」は7日までに、内浦地区で採れる海藻アカモクを麺に練り込んだ「あかもく蕎麦(そば)」を商品化した。通信販売で扱い、コロナ禍で落ち込む地元の海産物の消費拡大を後押しする。
アカモクは抗がん作用があるとされる成分を含み、健康に役立つ食材として知られる。粘り気が強く、そばに練り込むと独特の歯応えとのどごしが楽しめる。
店主の高市範幸さんのもとに県外の常連客から「店の味を自宅で楽しめる商品が欲しい」との要望があり、商品化に着手した。そばには宇出津産トビウオをだしに使ったつゆ、具になる刻んだアカモクのパック、調理法の説明書がセットになっている。4人前で価格は3500円(送料、税込み)。