パンなどに塗って食べてもらおうと、いろはや製餡所と越後みそ西が協力して作った「みそあん」=柏崎市東本町1の「甘味処 餡庵」

パンなどに塗って食べてもらおうと、いろはや製餡所と越後みそ西が協力して作った「みそあん」=柏崎市東本町1の「甘味処 餡庵」

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「みそあん」甘じょっぱさがミソ 柏崎の老舗がコラボ商品

新潟日報(2021年2月9日)

 新潟県柏崎市東本町1のあんこ製造「いろはや製餡(あん)所」と同市新道のみそ、しょうゆ製造「越後みそ西」が、パンに塗って食べるみそ味のあんこジャム「みそあん」を開発し、1月から販売を始めた。市内の老舗同士がコラボした商品で、みその風味を生かした甘じょっぱい味わいに仕上げた。

 いろはや製餡所は1919年創業。市内の菓子店に生あんを卸すほか、自社敷地内で「甘味処(どころ) 餡庵(あんあん)」を経営している。

 若者の「あんこ離れ」を防ごうと、2019年に県産の洋ナシやイチゴとあんこを使った「あんこジャム」を開発。さらに新しい味として、みそ味のあんこジャムを思いつき、越後みそ西に協力を依頼した。

 越後みそ西は1831年創業で、みそやしょうゆなどを市内の工場で製造するほか、市内と弥彦村に直販店を構えている。食生活の変化による消費者のみそ離れに対応するため、いろはや製餡所からの依頼を快諾した。

 開発は、いろはや製餡所の社長小田剛志さん(49)と企画開発担当の野澤恵子さん(46)が中心となって取り組んだ。

 みそはコクやうまみが強く、香りが芳醇(ほうじゅん)な赤みそを使うことにした。野澤さんは「素材がシンプルなだけに、あんことみその配分が難しかった」と語る。みそを加えすぎると、しょっぱすぎるし、少ないと風味が感じられなかったという。

 30代女性を中心に、試食とアンケートも実施し、開発の参考にした。あんことみそを混ぜる適度な量を約1年かけて考え、甘じょっぱい中にも、みその風味を生かした「みそあん」が完成した。

 小田さんは「餅やバニラアイスなどに塗って食べてもおいしいと思う。自分で食べ方をどんどん広げてほしい」と話す。越後みそ西の専務杤堀(とちぼり)佳倫(かりん)さん(42)も「若い世代はみそ汁をあまり飲まないが、パンに塗るみそなら気軽に食べてくれるはず」と期待する。

 「みそあん」は税別で、150グラム入り800円、80グラム入り450円。「甘味処 餡庵」、越後みそ西の西本町店、JA柏崎の直売所「愛彩館」の3店で販売している。

 問い合わせはいろはや製餡所、0257(22)3090。

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