腹だけじゃなく全身真っ赤な「アカハライモリ」が、福井県若狭町世久見の県海浜自然センターで展示されている。突然変異によるもので全国的にも珍しいといい、来館者から「かわいい」と人気を集めている。
イモリは通常、背中は黒色で、腹が赤く黒いまだら模様がある。県自然保護センターによると、イモリの突然変異は遺伝情報の欠損などでまれに起こるといい、全国でも年に数件しか見つからないという。県内では過去10年、報告がない。
イモリは美浜町新庄で地元の男性が見つけ、昨年12月に寄贈。体長約10センチで、鮮やかな朱色を帯びた背中に黒いまだら模様が浮かんでいる。
2月9日、滋賀県から親子で訪れた女児(5)は「明るい色とちっちゃい手がかわいらしい」と見入っていた。