祝い棒と若松を手に舞を披露する岡本さん=輪島市門前町門前の櫛比神社

祝い棒と若松を手に舞を披露する岡本さん=輪島市門前町門前の櫛比神社

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豊作、コロナ終息願う 輪島・門前で「万歳楽土」

北國新聞(2021年2月13日)

 輪島市門前町走出(はしりで)地区に伝わる県無形民俗文化財の田遊び神事「万歳楽土(まんざいろくと)」は12日、同市門前町門前の櫛比(くしひ)神社で営まれた。走出の会社員岡本裕之(ひろゆき)さん(48)が舞を熱演し、氏子ら15人が「まんざーい、ろくと」と声を合わせて五穀豊穣(ほうじょう)やコロナ終息を願った。
 祭神の分身「オハケ様」を拝殿に迎える儀式を済ませると、裃(かみしも)姿の岡本さんが緋毛氈(ひもうせん)の上で豊作を祈る舞を奉納した。
 岡本さんは稲束に見立てた祝い棒と若松を左右に大きく振りながら「大きに太りて実入りがようて、あっちもふらふら、こっちもふらふら」と大声で唱え、氏子らが合いの手を入れた。

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