高岡市の伝統産業に関わる12社がデザインを通して課題解決に取り組んだ事業の成果展示「課題のデザイン展2」が18日、同市御旅屋町の高岡地域地場産業センターで始まり、開発した製品やサンプルなど約100点を紹介している。3月23日まで。
市デザイン・工芸センターが昨年度から進めてきた事業で、高岡銅器や高岡漆器、越中福岡の菅笠(すげがさ)などのメーカーや問屋関係者が参加。プロダクトデザイナーで多摩美術大教授の安次富(あしとみ)隆さん監修の下、試作品を持ち寄り意見交換してきた。
「スゲそのものの美しさ」をテーマにしたスゲのランチョンマット、「自分の欲しい塗装商品」を目指した多彩な模様の時計やアートパネル、「螺鈿(らでん)が映える金属」として開発したペーパーナイフなどが並ぶ。