富山湾で捕獲されたメイタイシガキフグとハコフグの展示が20日、魚津市の魚津水族館で始まった。いずれも九州など南方に生息するもので、富山湾では珍しいという。
同館で8年ぶりの展示となるメイタイシガキフグ(ハリセンボン科)は体長約12センチで、昨年12月に魚津沖で見つかった。体を膨らませるとトゲが目立つハリセンボンと異なり、普段からトゲが立っている。
体長約20センチのハコフグ(ハコフグ科)は1月に富山市水橋沖で捕獲された。成魚の展示は12年ぶりで、硬い骨板に覆われた体は、名前の通り箱のように角張っている。
担当者は「どちらも愛きょうのある姿が特徴。近くで観察してほしい」と話している。