金沢城公園三の丸広場で21日、タカ狩りの技「放鷹(ほうよう)術」が披露され、古くから受け継がれる妙技に大勢の市民が歓声を上げた。
日本放鷹協会(岐阜県海津市)が認定する「諏訪流」の鷹匠(たかじょう)や鷹匠補ら9人がハリスホークやオオタカなど13羽を飛ばした。鷹匠2人の間を行き来させる「振替(ふりかえ)」や木の上から呼び戻す「渡り」、疑似餌(ぎじえ)を空に投げてとらせる「振り鳩(ばと)」などを実演した。
希望者を対象に放鷹術の体験も行われた。タカを腕に乗せた林ひなたさん(金沢市中央小1年)は「少し重くて、近くで見るとかわいかった」と笑みを浮かべた。
県金沢城・兼六園管理事務所の「城と庭のもてなし事業」の一環で開かれた。同日からスタンプラリーも始まり、園内7カ所でスタンプを集めると先着でポストカードをもらえる。3月23日まで。