福井県福井市美術館で開催中の「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」の来館者数が2月25日、1万人を突破し、同美術館で記念セレモニーが行われた。同展は19日に開幕。同館によると、1997年の開館以来、6日目(24日の休館日除く)での1万人突破は最も早い。
1万人目は、敦賀市の会社員の女性と福井市の会社員の男性。セレモニーでは石堂裕昭館長から田中達也さんのサイン入り色紙や図録など記念品が手渡された。2人はテレビCMを見て一緒に行きたいと話していた。敦賀市の会社員の女性は「どんな世界が広がっているのか楽しみ。写真もたくさん撮りたい」と話した。
同展はインターネット上を中心に作品を発表し人気を博しているミニチュア写真家の田中さんが日常にある素材を風景の一部に見立てた写真やジオラマ作品を披露。カニを恐竜に見立てた福井だけのオリジナル作品や、コロナ禍の現代社会を描写したものなど約170点を展示している。3月28日まで。