訪れた文人たちをイメージして作ったメモ帳

訪れた文人たちをイメージして作ったメモ帳

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高浜虚子ら宿泊・創作―息吹感じて 茅野の旅館がメモ帳製作

信濃毎日新聞(2021年2月26日)

 茅野市北山の旅館「創業大正十五年蓼科親湯温泉」は、宿ゆかりの文人をイメージしたカバーデザインのメモ帳を作った。俳人の高浜虚子、歌人の柳原白蓮(びゃくれん)らが宿泊し、時に執筆もしたという歴史と雰囲気を日常でも感じてもらえたら―と商品化。旅館内の売店で販売している。

 メモ帳は文庫本と同じ大きさで120ページ。高浜と柳原の他、森〓外の次女で随筆家として知られた小堀杏奴(あんぬ)をそれぞれイメージした3種類があり、作家の雰囲気に合う植物や鳥などの絵をあしらった。他に、3万冊の蔵書がある同旅館ラウンジの写真をデザインした1種類も用意した。

 メモ帳は税込み550円。ヒノキ製のしおり(税込み660円)2種類も製作し、メモ帳とセットで、同1100円で販売している。商品化を企画した運営会社「親湯温泉」のマーケティング担当、今井さおりさん(29)は「蓼科ならではの思い出を提供したい」と話している。

(〓は、匡の王が品、右に鳥)

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