加賀市の山中温泉料飲業協同組合の食べ歩きとテークアウトが両方楽しめるイベント「ばるの細道」（北國新聞社後援）は１日、同温泉で始まった。事前に購入したチケットを提示すると、飲食店や総湯など２３施設のメニュー、サービスが割安で利用できる。
　チケットは３枚つづり２千円（税込み）で、山中商工会や山中座、加盟店で扱っている。１～２枚で海鮮丼やサンドイッチ、ハントンライスなどが味わえる。
　イベントは湯の街のにぎわい創出を目的に２０１４年から始まった。例年は食べ歩きのみだったが、コロナ禍で昨年はテークアウトに切り替え実施したところ好評で、今年は両方同時に行うことにした。三味（しゃみ）美帆子事務局長は「コロナの影響で苦境に立つ山中温泉に、少しでも多くの人に足を運んでもらいたい」と話した。３１日まで。