諏訪市原田泰治美術館は、館内の喫茶コーナーにリモートワーク用の有料スペースをつくった。新型コロナウイルスの影響で入館者数が落ち込む中、利用喚起につなげたい考えで、同館は「諏訪湖の景色や館内の作品を見て、リラックスして仕事をしてほしい」としている。
リモートワーク用に確保したのは、諏訪湖に面したガラス張りの壁のそば。湖を行き交う舟や鳥を見ながら仕事ができる。事前予約制で一日3組まで。一組にテーブルを1台ずつ貸し出す。今月初めの開設に合わせ、無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」や充電設備などを導入した。
鬼窪保明館長(72)は「新型コロナでふさぎ込みがちな時期だが、気分転換の場に活用してほしい」。利用料金は、入館料や昼食代などを含めて一日2200円。今月中の利用可能時間は午前10時半~午後3時半。月曜休館。予約や問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。