雪の重みから枝を守るため街路樹などに施された雪づりを取り外す作業が10日、金沢駅東広場で始まった。造園職人がクロマツに登り、放射状に縄を張った「りんごづり」を手際よく解いていき、駅前は春の装いとなった。
鼓門前では市の委託を受けた業者が枝に結び付けられた縄をはさみで切り、高さ8メートルの支柱を外した。駅利用者は足を止めて見守り、春本番を心待ちにした。
市によると、今冬は大雪による枝折れがあったが、大きな被害はなかった。取り外し作業は市内の公園35カ所、市道101路線で24日まで行われる。