料理に使用できる食用花「エディブルフラワー」を使ったメニューを提供する県内の飲食店が増えている。カラフルできれいな花が写真映えするとして、若い女性を中心に人気を集めているという。
富山、石川でカフェ「高倉町珈琲」をフランチャイズ展開するライトリヴ(金沢市)は3月から、エディブルフラワーをあしらったパンケーキのテークアウト販売を始めた。担当者は「卒業式やホワイトデーのプレゼントとして人気がある」と話す。
ダリアやパンジーなどの花とレタスを合わせたサラダを提供しているのは富山市一番町の飲食店「ベジ&バル シンバル」だ。見た目の華やかさから客席に運ぶと歓声が上がり、写真を撮る人が多い。花びらの食感は野菜に近く、ビタミンなどの栄養素も含まれているという。
県西部に3店舗を構えるカフェ「19(いっきゅう)HITOYASUMI」は、押し花にしたエディブルフラワーをあしらったクッキーを商品化した。贈答用に人気といい、渡邉功一代表は「贈る人ももらう人も心が晴れやかになる」と話した。