園児らを乗せて出発する電車を見送るくろワン(右)ら=富山地鉄新黒部駅

園児らを乗せて出発する電車を見送るくろワン(右)ら=富山地鉄新黒部駅

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春の黒部 500円でGO 電車・バス1日乗り放題

北日本新聞(2021年3月14日)

 黒部市内を走る富山地方鉄道の電車と一部の路線バスが500円で一日乗り放題になる「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』2021春」(くろワンきっぷ)が13日始まった。4月25日までの土、日曜、祝日に実施し、春の黒部を巡ってもらう。

 北陸新幹線の二次交通の充実などを目的に、NPO法人黒部まちづくり協議会黒部ワンコイン・プロジェクトと富山地方鉄道が毎年春と秋に実施。黒部市ふれあいプラザで出発式があり、菅野寛二同プロジェクトリーダーと村井義治富山地鉄鉄軌道部長、大野久芳市長があいさつし、荻生保育所の年中児20人が歌とダンスを披露した。

 園児たちは近くの富山地鉄新黒部駅に移動。電車が到着すると歓声を上げ、代表の園児が運転士に花束を贈った。乗車して宇奈月温泉などに出掛けたり、マスコットキャラクター「くろワン」と一緒に手を振って見送ったりした。

 期間中は500円(小学生250円、未就学児無料)の「くろワンきっぷ」で、電車の電鉄石田-宇奈月温泉駅間と、路線バスの新幹線市街地線、生地循環線が一日乗り放題になる。プチ黒部検定や外国人との交流など、乗車と組み合わせた多彩な催しを繰り広げる。

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