石川県いけばな連盟の第53回県いけばな展(北國新聞社など後援)は17日、県庁19階展望ロビーで開幕した。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった会場は、明るい未来へと希望を託した秀作が咲き競った。
10流派の華道家が大作、中作、ボックス、レリーフの計164点を前、後期分けて出品する。大作は池坊、小原流、古流、嵯峨御流、草月流が担当する。
来場者は、今にも花が咲きそうなモクレンのつぼみや新芽の出た木に春の息吹を感じ、ケイオウザクラ、シンビジウム、ユリ、コデマリを華やかに寄せた大作や、ガラスに生けたチューリップ、一種生けの伝統花などに心を和ませた。
開場式では市村理優副会長があいさつした。
前期は19日まで、後期は21~23日に開かれる。