福井市観光協会は16日、同市内で開く「ふくい桜まつり」(27日~4月11日)をPRしようと長野市を訪れた。北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)の延伸開業は2023年春から1年以上遅れる見通しだが、延伸や新型コロナウイルスの収束後を見据えて「近い将来、ぜひ福井へ」とアピール。長野電鉄長野駅(長野市)の改札口にポスターを張り出している。
福井市観光協会と長電は、互いの地域への誘客を図ろうと、数年前から協会窓口や長電の駅に互いのパンフレットを置いて協力している。長野市から福井市までは、現在は新幹線と特急を使って片道2時間半ほど。協会の中川伸一理事は「新幹線が延伸すればさらに近くなる。延伸した際にはぜひ足を運んでほしい」と話した。
ふくい桜まつりは、桜の名所として知られる足羽(あすわ)川沿いの全長約2キロの桜並木を中心に開かれる。ポスターは桜並木を背景に、福井が舞台のテレビアニメ「2・43清陰高校男子バレー部」のキャラクターが描かれている。