飯田市の名勝・天竜峡で19日、ソメイヨシノが咲き始め、天龍峡温泉観光協会が遊歩道沿いの基準木の開花を宣言した。柔らかい日差しによって気温は上昇。淡いピンク色の花びらが数輪開き、訪れた人が楽しんでいた。
観光協会によると開花は例年より1週間ほど早く、昨年より2日早い。あと1週間ほどで見頃になるという。観光客が早速写真に収めたり、花を見上げたりしていた。
長野地方気象台によると、飯田の最高気温は20・3度で今年最高を記録。平年より8・2度高く、4月下旬並みの陽気だった。
同協会長の竹村公秀さん(78)は「これから徐々にシダレザクラやヤマザクラが咲き、天竜峡は華やかになります」と話していた。