完成したジオラマについて説明する北川さん=能美市のいしかわ動物園

完成したジオラマについて説明する北川さん=能美市のいしかわ動物園

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獣医師の北川さん、動物愛込めジオラマ製作 いしかわ動物園

北國新聞(2021年3月21日)

 いしかわ動物園(能美市)に20日、レッサーパンダの子育てを伝えるジオラマがお目見えした。2年前、動物の処置中に右手の腱(けん)などを断裂した獣医師の北川和也さん(48)=金沢市=が作った。3度の手術を乗り越え、4カ月かけて仕上げたジオラマには、動物を好きになってほしいとの思いが込められている。
 ジオラマは等身大。母親や赤ちゃんのレッサーパンダ計5頭の身体を測り、木や発泡スチロール、石粉粘土を材料に完成させた。アクリル絵の具で着色した後、エアブラシで立体感が出るように工夫した。
 北川さんは2019年4月、右手人さし指を負傷した。獣医師として「今まで通り仕事ができるか」と悩んだが、妻教子さん(48)が理学療法士から習ったリハビリのマッサージで支え、高校生の息子の手書きメッセージにも勇気づけられた。
 職場復帰の思いが強くなった北川さんは、多くの人を園に呼び込み、動物の魅力を伝える方策としてジオラマに着目。絶滅危惧種であるレッサーパンダを題材に決めた。
 ジオラマは「小動物プロムナード」に展示されている。

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