立科町産リンゴの加工販売を手掛ける同町の「たてしなップル」は、自社生産のリンゴを使った発泡酒「シードル」などを試飲できるスペースを同社ワイナリー(ワイン醸造所)の隣に新設した。観光客らがすぐに味わいを楽しめるようにする狙いで、同社は「立科の味を地域振興に結び付けたい」としている。
スペースは鉄骨平屋約50平方メートル。トマト栽培の温室ハウスだった場所を再利用した。シードルの試飲や乾燥リンゴの試食ができ、購入もできる。
21日に開いたお披露目会には、町内外の約30人が参加。町内の畑でブドウを栽培する山本栄子さん(63)=東御市=はシードルを口にし、「ドライな感じでとてもおいしい」と顔をほころばせた。
スペースを利用するには事前予約が必要。問い合わせは同社のワイナリー(電話0267・56・2288)へ。