来年の諏訪大社御柱祭で情報発信の拠点になる「御柱祭観光情報センター」（諏訪市）が新しいパンフレットを作り、近く諏訪６市町村の観光窓口で配り始める。御柱祭のホームページ（ＨＰ）も開設し、プロモーション動画を公開予定。祭りまで残り１年余の今から機運を高めていく。

　パンフはＡ４判で１万部作成。「諏訪の御柱祭は、もう始まっている」のキャッチコピーとともに、上社、下社それぞれの大総代のインタビューを掲載。御柱の曳行(えいこう)で沿道をにぎやかす騎馬行列や木やり、長持ちの保存会も写真付きで紹介した。祭り日程や諏訪地方の観光情報も加えた。

　ＨＰには同様の内容に加え、祭りに関わる人の思いや行事を随時載せていく予定。観覧席や交通情報なども発信する。プロモ動画は、前回御柱祭の様子に加え、諏訪地方の自然、食、歴史などを紹介する。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開したり、イベントで流したりする。

　新型コロナの影響が収まっていない中での情報発信になるが、同センターは「安心安全に祭りが行えることを第一に、諏訪地方を盛り上げ楽しめるように考えていきたい」と準備を進めている。