4月2日にクルーズ船が寄港する金沢港。県などはターミナルで感染対策を徹底する=昨年6月(小型無人機から)

4月2日にクルーズ船が寄港する金沢港。県などはターミナルで感染対策を徹底する=昨年6月(小型無人機から)

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金沢港 クルーズ感染対策万全

北國新聞(2021年3月26日)

 石川県などで構成する県クルーズ船受入協議会は25日までに、金沢港にクルーズ船が寄港する際の新型コロナウイルス感染対策をまとめた。乗船までに3度の検温で症状が出ていないかの確認を徹底するほか、船内で出た陽性者の下船から医療機関への搬送までの動線を一般客と分けて感染拡大を防ぐ。551日ぶりにクルーズ船が金沢に寄港する4月2日を前に、万全の受け入れ態勢を整える。
 県や金沢市保健所、国土交通省金沢港湾空港整備事務所、金沢、七尾、輪島3市などでつくる協議会がこれまでに2回の会合を開いて対策をまとめた。日本港湾協会の感染防止ガイドラインなどに基づき、金沢港での態勢を定めた。
 金沢から乗船する際は、クルーズターミナルの入り口でまず検温、手指の消毒を行う。館内に設けられたチェックインカウンター前でも検温、消毒、さらに乗船時にも検温、消毒する。
 チェックイン時の列や待合所は人と人の間隔を十分に確保する。検温で発熱が分かった場合は、館内の控室でキャンセルの手続きを行う。クルーズ船が寄港する日は館内の清掃回数を普段より増やす。
 金沢で下船する際は、船内やターミナル入り口で検温と消毒を行う。船内で発熱などの症状が出た場合は、船会社が船内で診察や検査を行う。陽性が判明すれば、一般客と接触しないよう別の出口を通り、ターミナルには入らず、港に用意された搬送車で医療機関へ向かう。
 船会社に求める寄港条件も設け、船内の感染対策の徹底や感染者が発生した際の船内態勢などを県に提出することを盛り込んだ。県内の感染状況が悪化した場合、寄港せずに航路変更を船会社に要請する。
 クルーズ船が寄港する七尾港と輪島港も金沢と同様の対策とする。
 日本でコロナ禍の端緒となったのが大型クルーズ船内での集団感染だったこともあり、今年度は国内のクルーズ需要が大きく冷え込み、運航は軒並み中止となった。
 昨年9月に国や関係団体が感染予防ガイドラインをまとめたことを受け、乗船者全員に事前のPCR検査を実施するなど対策を講じた国内クルーズ各社が10月下旬から太平洋側で運航を再開している。
 4月2日は「飛鳥Ⅱ」が寄港する。ターミナル完成後、クルーズ船の初入港となる。県の担当者は「久しぶりの金沢寄港がスムーズに進むように準備したい」と話した。

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