「オンライン新潟SAKE祭り」のPR画像

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新潟県 祭り・催し

オンラインで乾杯 「酒の陣」中止で新潟の酒応援イベント

新潟日報(2021年3月26日)

 新潟県内の酒蔵26社が参加するオンライン日本酒イベント「オンライン新潟SAKE祭り」が、4月10、11の両日に開かれる。東京のベンチャーが企画し、酒類卸の県酒類販売(県酒販、新潟市東区)が協力。酒造りトークや酒蔵見学の様子をライブ配信し、オンラインで県産酒を販売して魅力をPRする。パソコンやスマートフォンで誰でも無料で視聴できる。

 企画したのは、日本酒セレクトショップやEC(ネット通販)サイト運営、酒蔵承継支援などに取り組むスタートアップ企業「MIRAI SAKE COMPANY」(ミライサケカンパニー、東京)。日本酒飲み比べイベント「にいがた酒の陣」が新型コロナウイルス禍で2年連続で中止となったため、オンラインイベントで日本酒業界を盛り上げ、県内の酒蔵を支援する狙いという。

 イベントは、ミライサケカンパニーが運営するEC機能付きライブ配信サイト「CHEERSAKE(ちあさけ)」を活用。視聴者はコメント機能で酒蔵に応援の声を届けたり、直接質問したりできる。サイトのショッピング機能で、酒蔵の酒を購入することもできる。

 "乾杯酒"の事前購入によってイベントを支援するクラウドファンディング(CF)も、CFサイト「キャンプファイヤー」で今月28日まで実施している。支援のリターンとして参加酒蔵の日本酒セットや、酒の陣2020のオリジナルおちょこが届く。酒蔵による解説をライブ配信で聞きながら、利き酒を楽しめる仕組みだ。

 「いろいろな日本酒イベントがある中で、にいがた酒の陣の知名度は一番。『行きたかった』と惜しむファンは県外にも多く、次の開催を後押ししたかった」とミライサケカンパニーの担当者。イベントは次回以降も継続したい考えで、オンラインイベントサービスとして他産地・業種への展開もにらむ。展開している日本酒小売事業の面でも、「新潟県の酒蔵とネットワークができるのはありがたい」とする。

 県酒販は「ウイルス禍で苦境にある酒蔵の助けになればと賛同した。オンラインでの販路やPRの場を持たない酒蔵と消費者を結ぶ、新しい形のイベントになってほしい」とした。

 10、11日とも午前11時半~午後6時半の予定。参加、詳細はちあさけ公式サイト。参加酒蔵は以下の通り(主催者発表順)。

 今代司酒造、妙高酒造、阿部酒造、よしかわ杜氏の郷、麒麟山酒造、大洋酒造、市島酒造、峰乃白梅酒造、高橋酒造、長谷川酒造、高の井酒造、玉川酒造、君の井酒造、吉乃川、加賀の井酒造、尾畑酒造、越後鶴亀、柏露酒造、DHC酒造、白瀧酒造、石塚酒造、原酒造、笹祝酒造、菊水酒造、近藤酒造、天領盃酒造

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