世界文化遺産登録を目指す新潟県の佐渡金銀山(佐渡市)をPRしようと、県は動画「鬼が滅んでいない島 佐渡島」の公開を始めた。シンボルの「道遊の割戸」を背景に伝統芸能の鬼太鼓の鬼が舞う様子などを収録した。
動画は約2分間で、島内8の鬼太鼓の団体が出演。佐渡金銀山の近代化を象徴する「北沢浮遊選鉱場跡」のほか、宿根木や尖閣湾などの観光スポットでも舞を披露している。
普段の祭りなどではあまり見られない複数の団体が共演する場面もある。タイトルは人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃」にあやかった。
「佐渡島(さど)の金山」は2021年度の国内推薦候補選定が期待されている。県観光企画課は「これから観光シーズンを迎える佐渡をぜひ訪れ、選定に向けて機運を盛り上げてほしい」としている。
県観光協会が運営するサイト「にいがた観光ナビ」などで公開している。