魚津市の魚津水族館は25日、県内での鳥インフルエンザの発生を受けて休止していたフンボルトペンギンの展示を、約2カ月ぶりに再開した。
この日の午前、職員4人が展示水槽の周りを覆っていたブルーシートを撤去した。現在展示している17羽のペンギンは最初、驚いて奥に引っ込んだものの、次第に慣れた。来館者のすぐそばを泳ぎ、子どもたちを喜ばせる場面もあった。
展示は、ペンギンと来館者の健康を守ることを目的に1月23日から中止していた。県内の鳥インフルエンザの感染状況が収束に向かっていることや展示を求める声を踏まえ、再開を決めた。3月1日に防鳥ネットを一部新調して野鳥が入り込めないようにし、ペンギンを守る環境も整えた。