安曇野市の山岳、観光関係者らでつくる市山岳観光推進実行委員会は29日、安曇野や北アルプスの現在と過去の写真をエピソードとともに募集し、ネットで紹介する企画を始める。新型コロナで遠出を控える人が多い中、安曇野の魅力や歴史を発信し、コロナ後の観光誘客につなげる。
募集するのは同市や池田町、松川村で撮影された写真で、観光地や神社仏閣、北アルプスの風景、山小屋、登山の様子、日常風景、家族写真など。それぞれの思い出や解説も投稿してもらい、時代の変化を感じてもらう趣向だ。
投稿は写真共有アプリ「インスタグラム」を使い、ハッシュタグ(検索目印)に「北アルプスと安曇野の100年」と付け、撮影日時や場所なども書き込む。企画提案者で市内の写真家佐藤大史さん(35)も山小屋から提供を受けた古写真などを投稿するといい、「スマホやパソコン上でタイムトラベルしてほしい」と話している。今後、市観光協会ホームページ内に特設サイトを設け、投稿ルールや閲覧方法などを紹介する。