開業の準備が進む「みのわテラス」の農産物直売所「ファームテラスみのわ」

開業の準備が進む「みのわテラス」の農産物直売所「ファームテラスみのわ」

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「みのわテラス」開業間近 4月3日、箕輪のシンボルに

信濃毎日新聞(2021年3月26日)

 箕輪町は4月3日、地元農産物の直売所と加工所、レストラン、自転車店を集めた「みのわテラス」を大出区の広域農道沿いにオープンする。敷地面積は3千平方メートル余。既存と新設の四つの建物に加え、芝生広場も整備。多世代の人でにぎわう町の新たなシンボルに位置付ける。

 直売所は、上伊那農協が指定管理する「ファームテラスみのわ」。近隣の農家から野菜を受け入れ、町内小中学校の給食用食材も供給する。町内の企業が運営する加工所では、規格外などの果物や野菜をジャムやピクルスに加工し、直売所で販売する。

 レストラン「やまびこテラス」は、地元製造業者が指定管理者。町内の畜産農家が育てた黒毛和牛を使い、ステーキやローストビーフ丼を提供する。近年、上伊那地域一帯で自転車を活用した観光振興が盛り上がっており、「サイクルテラス」は自転車の販売や電動アシスト付きスポーツ自転車「e(イー)バイク」の貸し出しを行う。

 一帯にはもともと町有の直売所と飲食店があり、町出資の第三セクター「みのわ振興公社」が運営していたが集客難に。町は2017年に住民と在り方の検討を始め、「町民の憩いの場にする」などの意見を基に20年度、建物の新築や改修に着手した。総工費は約1億7300万円。

 駐車場は120台分。白鳥政徳町長は25日の定例記者会見で「民間のアイデアを借りながら、誰もが楽しめる場にしたい」と述べた。

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