福井県鯖江市石田下町の日野川で3月27日、今シーズン初となるサクラマスの釣果報告が日野川漁業協同組合に入った。サクラマスの初報告は例年に比べ早く、同組合は今シーズンの釣果に期待を寄せている。
釣ったのは、名古屋市の中村英樹さん(50)。釣り歴約30年の中村さんは4年前からサクラマスを狙いに同市を訪れており、最後に釣ったのは2年前だった。27日の午前7時から釣り始め、同9時ごろ、石田橋下流の左岸で、体長54センチの1匹をルアーで釣り上げた。この日は今年初めての来福で、初日の目標達成に太公望は「やっちゃったな」と笑顔。「初物なので、食べようと思う」と話していた。
同組合の佐々木武夫組合長代行は「きれいな場所を好む魚なので、日野川が清流であることの証」と喜んでいた。