福井県敦賀市金ケ崎町の金崎宮で４月１日に始まる「花換まつり」の宣伝隊が３月２９日、福井新聞敦賀支社を訪れ、来場を呼び掛けた。

　同まつりは、福娘と「花換えましょう」と声を掛け合い、桜の小枝（１本５００円）を交換し合うことで知られる。今年は新型コロナウイルスの影響で、小枝交換の代わりに、小枝の花をそっと重ね合わせる"特別版"で行う。

　来社したのは、福娘の女性ら４人。福娘は「例年は小枝を交換することで幸せを交換し、どんどん大きくする意味があった。今年は小枝を添わせ合うことで、心を通わせて、幸せを伝え合えるお祭りになれば。すてきなご縁をつなぐ敦賀の春の一大イベントに来てください」と呼び掛けた。

　まつりは１５日まで。福娘との"花換え"は２日から１５日までの午前１０時～午後４時。

　期間中の午後６～９時には桜がライトアップされる。まつりにちなんだメニューを提供する飲食、土産店をまわるスタンプラリーも開催。和服の有償レンタル（３、４日）などもある。問い合わせは敦賀観光協会＝電話０７７０（２２）８１６７。