新潟県三条市下保内の道の駅「庭園の郷(さと)保内」が4月1日、リニューアルオープンする。県産杉を使った遊具などを設置。春本番を迎え、新たな姿で客の訪れを待つ。
カフェコーナー近くに高さ3メートルほどの木製のジャングルジムが登場。約40センチ四方の木箱を組み合わせた構造で、登ることはもちろん、本やおもちゃを入れるスペースもあり、子どもがジムの中で楽しむことができる。
同道の駅は2019年度、国土交通省の重点道の駅に選定。子育て世代が安心して過ごせる道の駅へと整備を進めてきた。
ジャングルジムのほか、完全個室の2畳ほどの授乳室や、中央にマットを敷いた丸形のベンチなども準備し、人工芝の上ではだしで過ごせるコーナーに衣替えする。子育て世代だけではなく、高齢者や障害者もくつろげるユニバーサルデザインを目指したという。
加藤はと子駅長(46)は「これで完成ではなく、来るたびに発見があり、いろいろな世代がゆっくりできる施設を目指したい」と、今後も充実させていく意向だ。
同道の駅は1日から、道の駅の情報誌を発行するテレコムベイシス(南魚沼市)が指定管理者となる。1~4日はリニューアル記念イベントを開催。カレーやハンバーガー、ビールなど、市内外からキッチンカーが出店する。